Twitterでリバーシをやったので打ち手を考察

2020年5月15日金曜日

リバーシ

t f B! P L
先日からTwitterでリバーシをしていました。そして今日終わりました。1日あたり白黒1石ずつだったのでそこそこ時間がかかりました。


せっかくなので打ち手の考察、解説を行ってみたいと思います。まあ全部書いても仕方がないので気になったところだけ。ちなみに棋譜はここで閲覧できます。


とりあえずこのあたり。
ここでD1が選ばれて下記のような感じに。
結構このあたりからガツガツ白が取り始めてきました。序盤のオセロは基本的にはガツガツ取ると不利になります。なぜなら置けば置くほど自分の色が多くなり、自分がおけるところが少なくなっていくからです。そうなると相手に置く場所をコントロールされやすくなり、終盤までそれが続くとそのまま負けてしまう可能性も高いでしょう。

ということでこのあたりまでは完全に黒有利で進んでいます。
ただまあ逆に減らされすぎると全く打つところがなくなったりするので、バランスが重要です。なんとなくそんな感じになってきたのでちょこちょこ多めに取るようにしていました。

ここではC1の石が邪魔でC5に置けず、他にも良いところがなくちょっと困っていました。ということでこのあたりも仕方なくガツガツ取り始めています。
僕はあまり端っこに置くのが好きじゃないので取らないのですが、他に置くところも無いので仕方なく置いています。端っこに置くと結構どこに置いてもひっくり返りやすくなってしまうので、じゃまになり不利になりやすいと感じます。

そしてこんな感じに。
B1に置いてもらって黒きえないかな~と思っていました。

……が、しばらく置いてもらえず……。
仕方がないのでガリガリ中央を徐々に埋めていきました。
そんなこんなしているうちに終盤です。
上記では僕がG1に置きました。上下にウィングがありますね。1辺に5石並んでおり、6石目が置けない状態です。これはウィングと呼ばれ、不利な形です。

なぜかというと2マス空いている方の隅を取ったとしても、その隣の空いたマスに置かれてしまうと、その辺をほとんど奪われてしまうからです。下の白は典型的な悪いパターンです。

僕の方、黒はなぜこの形にしたのかというと、まあ終盤ということで置くところがなかったというのもあるのですが、この形はちょっと違っていて、相手がB2に置くと、各辺の隣の列が真っ白になります。こうなると普通に6石目が置けてしまう(しかもB2もひっくり返らずに)というむしろ有利になる可能性もあるウィングの形ですので気にせずこの形にしました。

次、白は当然ながらA2に置いてきました。

 僕はB7に置きました。B列の両端が白になってしまったので上のウィング周りには置きたくないですし、右側もまだ埋まりきっていない状況なのでここが妥当かなと思いました。ウィングなので有利ですし。そしてこんな感じに。
次は白の番なのですが、A8でした。A8は典型的なウィングの場合の悪手ですね。さすがにここでもう僕の勝ちかなと思いました。僕だったらどこでしょう、やっぱ自信はないけどB2とかかな……。

そして当然こんな形に。
こうなるともうB2しかないですね。しかしアンケートはG7に。ここは白だらけなのに黒の僕が隅を取れてしまうので白的にはなかなか厳しいです。
こうなるとどうしようもないのですが、でもまだ白はH7を取った方が良かったんじゃないかなと思います。空いている空間に最後の1石を置くと、それ以上取り返されないのでギリギリの勝負の場合などはそういうところが重要になってきます。

なので、最後は奇数の空きマスがあるところに自分が置く、というのが重要です(今は全部奇数なのであまり関係ないですが)。偶数ばかりのところに置くと取り返されて負けることも多いです。

次に白はB2だったため、あとは置くところが一つもしくは白が置けない、という状態が続いて黒の勝ちでした。
あまり日常的に言及してしまうとアンケートに影響が出るかと思ってあまり何も言えなかったのですが、解説しながら進めていくというのも面白かったのかもしれません。

何にしろ参加していただいた皆様には本当に感謝です!

ちなみにこの棋譜ツールは僕が作ったものです。ぜひ使ってみてください。

このブログを検索

QooQ